市議会Q&A

市議会Q&A

市政の疑問にお答えします。

選挙のQ&A

Q. 魚津市議会議員は誰がなれるの?

4年に1度行われる選挙に当選するとなることができます。2016年3月現在、17人の議員がいます。
立候補できる条件は、

 ・3ヶ月以上引き続き、魚津市に住所がある。
 ・日本国籍を有する。
 ・投票日に満25歳以上。

ですが、例外があり犯罪を犯し、禁錮刑以上の刑期中の人などは立候補できません。

Q, 選挙にはいくらかかるの?

立候補者および支援者の資金力や考え方によります。最低限かかる金額は、選挙供託金(市議会議員の場合は30万円)です。これは“冷やかし”で立候補する行為を止めさせるためにある制度で、一時的に納めなければいけません。例え“冷やかし”でなくても、一定の得票数に達しなかった場合は没収されてしまいます。その場合、同時に選挙ポスターや街宣車の費用も自腹になります。当落に関わらず、一定得票以上の場合は返還され、ポスターや街宣車の費用も市(税)負担になります。

Q. 選挙カーで名前連呼することに、何の意味があるの?

「うるさい」「名前だけじゃ意味がない」「政策を語れ」と嫌うのは良くわかります。
候補者は、「名前だけでも覚えてもらおう」と街宣車を使っています。現在の選挙が知名度のある人が有利だからです。また、年配の方に多いのですが、街宣車が家の前に来ることを「挨拶に来た」と見なし、来なければ「挨拶に来ない不届者」と考える方もいます。よって一度に多くの地域を回れるメリットがある街宣車を使う候補者がほとんどです。浜田のように考えを知ってもらうための演説をメインにする候補者は例外的です。

Q. 選挙期間中にホームページは、なぜ更新してはいけないの?

選挙活動は公職選挙法という法律によって、厳しく制限されています。ホームページについての記述はないのですが、「ビラを配る」行為と同じと見なされるため、選挙期間中は、一切の更新ができません。

Q. 選挙に当選しても、なぜホームページで御礼の挨拶しないの?

礼儀をわきまえていないわけではありません。これも公職選挙法で、一切の“御礼”の「ビラを配る」行為は禁止されています。ホームページをビラと同じようなものと解釈できることから、御礼の挨拶ができないことを、ご理解くださるようお願いする文章をホームページに掲載するの候補者が多いです。

議員のQ&A

Q. 議員のメインの仕事は?

日本は民主主義の国です。市民が政治家を選び、その政治家が議会で話し合って多数決で様々なことが決められていく仕組みです。その議会に参加し、決定に関わる資格は議員にしかありません。ですから議員の最も大事な仕事は議会活動にあるといえます。

Q. 議員って、議会以外の時何をしてるの?

議会は年中やっているわけではありません。その他の時期は、政策研究のための調査や、市民の要望を聞いたり、県や国に陳情に行ったりしています。魚津市役所ロビーにある議員の滞在・不在を示す掲示板には、議会のない時にでも滞在を示すランプが点灯している議員がいますので、チェックしてみてください。

Q. 議員は副業していいの?

構いません。ただし、公務員や公共工事を請け負うなど利害関係のある職業には就けません。また、選挙や議会、その他政治活動の際にまとまった期間、仕事を抜けなければならないので、職場の理解がないと不可能です。もちろん専業議員もいます。定年後の議員に多いですが、稀に「政治に全力を尽くす」目的から若い年代でも専業でやる人もいます(浜田が該当します)。この場合、選挙に落ちると収入が絶たれるのでリスクは高いです。

議会のQ&A

Q. 議会はいつやるの?

年に4回決まった時期(3・6・9・12月)にやるのが“定例議会(定例会)”です。必要に応じて行われるのが“臨時議会(臨時会)”です。時間は平日昼間に行われます。

Q. 議会ってどこでやっているの?

魚津市役所の4階に議場があります。赤じゅうたんの小さなホールです。

Q. 議会って誰が出席するの?

議員はもちろん、市長や副市長、市役所の各部署や市関連施設の責任者が出席します。

Q. 議長とは?

議長とは市議会議員の中から、議員による投票によって選ばれます。議場中央最上段に陣取り、議会運営を取り仕切ります。マイクで「○○君」と議員を呼び出して、進行役を努めているのが議長です。議長は票決に加わることはできませんが、可否同数の場合の決定権を持ったり、議会の延長を決めたり、議席を決めたり、様々な権利を持っています。議会がスムーズに運営されるかは議長の手腕にかかっています。

Q. 議会を一般人は見られないの?

議会開催時は一般の方も“傍聴人”として、二階の傍聴席(100名まで)から見ることができます。入り口で住所・氏名・年齢を記載すれば誰でも入ることができます。ただし飲食や私語、撮影や録音、議会内容に賛否を表明したりすることはできません。

また、NICE-TVでも中継され、市議会ホームページにて生中継をしています。今後、ネットで好きな時間に見られる録画中継をやるという案も出ています。

Q. 議員席って立派ですね?

見た目だけです。くるくる回って安定しませんし、腰痛になる議員もいるほどです。

Q. 会派って何?

会派(院内会派)は、政党(例:自民党、民主党)とは異なり、政策の似た議員同士で結成するグループです。同じ政党同士で結成する議員もいれば、異なる政党(超党派)の議員で結成する議員もいます。1人で作る“1人会派”というのもありますが、代表質問ができないなど制約があります。

Q. 本会議とは?

議員全員が集まって、会議を行うのが“本会議”です。市に質問を行ったり、議案を審議したり、市議会の意思を決定したりする場です。

Q. 委員会とは?

各ジャンルごとのテーマに分かれて会議を行うものを委員会といい、議員がいくつかの委員会に所属しています。常にある委員会を“常任委員会”。必要なテーマがある時に置かれるのが“特別委員会”です。魚津市議会にある委員会は以下の通りです。

 常任委員会
  ・総務文教委員会(予算や教育など)
  ・民生消防委員会(市民サービスや福祉、消防など)
  ・産業建設委員会(商工業、建設、農林水産業、雇用促進など)

 特別委員会(2008年度設置)
  ・在来線等まちづくり特別委員会
  ・自然環境・新エネルギー特別委員会
  ・少子化等人口問題特別委員会

 その他
  ・議会運営委員会
  ・議会だより編集委員会

Q. 質問って何?

本会議において議員が市長や市に、提案や問題提起、情報開示などを求めることをいいます。議員会派を代表して行う“代表質問”と、個々の議員が行う“一般質問”があります。討論や議論ではないので、議員は前もって答弁相手(質問相手)に質問内容を伝えます。これを“質問通告”と呼び、質問相手は答弁を準備します。流れは以下の通りです。

 1.質問者(議員)は壇上で、質問とその内容を演説します。
 2.答弁相手(市側)はあらかじめ準備した答弁を壇上で行います。
 3.質問者は質問席で、さらに質問などの発言をします(再質問)。
 4.答弁相手は、自席にて回答します。

ちなみに再質問は1つの項目あたり2回までです。

Q. 議会で行われたことの内容は後で見られないの?

議会での発言を記載した“議事録”は市役所・ホームページで見ることができます。しかし発言をそのまま文字にしたものなので、長く読みにくいのが欠点です。市の広報と一緒に各家庭に配られる市議会の広報誌“議会だより”は、分かりやすく要約されています。これは市議会ホームページからも見ることができます。

Q. 議員でないと、議会に意見は言えないの?

可能です。“請願”と“陳情”という方法があります。決められた内容の書類を議長宛に提出すると、議会において審議され採択されます。請願は紹介議員が必要ですが、陳情は必要ありません。

政治と金のQ&A

Q. 議員の給与はどれくらい?

議員の給与を“議員報酬”といいます。魚津市の場合、月額40万円(2008年現在)です。ただしこれは月収で、ここから所得税、国民健康保険料、国民年金掛金、議員共済年金掛金などが引かれ、手取りは20万円~30万円です。都会だと月額60万円以上支給されます。またボーナスがあります。これを“期末手当”といいます。

Q. 政務調査費って何?

政治活動をするために議員がもらえる経費です。魚津市の場合、月額3万円支払われます。ただし会派を通じて支払われるため、会派に所属していないともらえません。このお金は自由に使って良いわけでなく、使用用途が決まっているばかりか、領収書の提出など制限がありますし、使わなかった分は返還せねばなりません。都会になると月額20万円以上支給されるそうです。

Q. 政治活動は政務調査費だけで行うの?

いいえ。どれだけ真面目に政治活動に取り組み、そのためにお金が必要であろうと、政務調査費は決められた金額の上限しか支給されません。足りない分は、議員が自腹を切ります。

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