2010年9月定例会 一般質問
格別暑かった夏も過ぎ去ろうとしています。昨日は日本にとって(今さらながら)喜ばしいことが起こりました。政府・日銀による為替介入で
す。これで1ドル82円台から85円台まで下がり、ひとまず円高に歯止めがかかりました。また、日銀が市場に出回った円を回収しなかった(非不胎化)た
め、量的緩和の効果が見込めます。ちょっとだけですけど。私はリフレ派(インフレターゲットでデフレ脱却論者)なので、この量的緩和を歓迎しています。
それはそうと、9月定例会にあたって、今回も4点の質問をします。質問の要旨を以下に記載しておきます。
1.不明高齢者と民生委員について[答弁:民生部長]
東京都足立区の事件をきっかけにして、高齢者が所在不明となる問題が全国的に大きく取り上げられるようになった。魚津市の状況を問う。
高齢者の所在不明や孤独死、児童虐待等を防ぐための第一には地縁であり、民生委員の方々に拠るところが大きい。今年は一斉改選が行われるが、なり手がなかなか見つからないという話も聞く。今後の体制強化となり手不足解消について問う。
2.不法投棄について[答弁:民生部長]
全国的にテレビの不法投棄が増加しているが、魚津市の状況を問う。来年のアナログ放送終了によるものと思われるが、今年から来年にかけて不法投棄対策の強化をしてはどうか。
3.とみ里団地と開発公社について[答弁:産業建設部長]
とみ里団地の分譲価格が値下げされたが、現在の申込状況等について問う。
魚津市開発公社は平成25年11月末までに公益財団法人または一般財団法人へ移行するか解散を選択することになるが、その場合、とみ里団地の購入者に不利益が生じることはないのか問う。
4.観光振興計画と蜃気楼大使について[答弁:産業建設部長]
観光振興計画策定の工程と手順について問う。
新幹線駅の無い魚津にとって観光の一つのキーとなりうる高速バスについて、魚津インター敷地内のバスレーン建設の進捗を問う。
現在19名の方々に魚津蜃気楼大使をお願いしているが、大使の活動のバックアップはどうなっているのか。また、一般人の起用やウェブ上での活動等、制度の枠を広げてみてはどうか問う。
2010年8月 士心会第二回講演
1次(生産)×2次(加工)×3次(流通販売)=6次産業
8月2日(月)本年に竣工したばかりの魚津商工会議所ビルにて、第2回の講演会を開催しました。講師に三重県伊賀市のモクモク手づくりファーム社長理事の木村修氏を迎え、「6次産業化で地域を元気に!」と題し、講演をいただきました。会場には定員をオーバーし、一次産業関係者を中心に市民ら約90名に参加いただきました。
木村氏は「考え方を知ってもらい、価値を認めてもらって、応援してもらうことが重要」と述べられ、「魚津で地域の人に応援してもらえる事業、応援してもらえる地域づくりに取り組んでほしい」と、地元の人たちに認められる取り組みの重要性を語られました。
ご参加いただいた方には本当にありがとうございました。
木村修氏
モクモク7つのテーゼ
【講演要旨】
○以前は農協で豚肉を売っていたが、海外や九州の豚と戦うと負けてしまう。そこで産地とは戦ってはダメだと思った。
産地では基幹産業であり、手厚い保護がされ、力の入り方が違う。そこで、産地間競争、国際競争に戦わずして生きていくために考えて、地域の中で自分たちの
ものを買ってもらうしかないと思い立った。地産地消だ。
○地域の中で生きていくためには食べ物の本質的なものを考えなくてはならない。食べ物の価値は2つあり、それは美味しいということと安心・安全であることだ。
○豚肉では付加価値がつかない。大手メーカー製の手作り風のハムが1キロ1万円で売れることにショックを受けた。原
料費は千円くらいだろうから、これが付加価値のマジックだ。豚肉は自分で値段をつけられないが、ハムならつけられる。原料を売るだけではもうからないと考
え、自分で「モクモク」を立ち上げた。
○当初、大手より品質のいいハムを作ったが、売れなかった。良いものを良いと知ってもらわないと売れない。そこで、
直接来てもらう工場見学会を始めた。これは地元幼稚園のPTAからの申し入れで手づくりウインナーを作ったのがきっかけだった。この「体験」で私たちが何
のためにやっているのかが伝わった。
○「認知」→「理解」→「共感」→「応援」→「反復」自分たちを知ってもらい、考え方に理解し共感してもらって、応援してもらう。そして、リピーターとなってもらう。この仕組みが重要だ。
○トップの考え方がサービスになる。誰しも、人がもうけることには応援しないが、がんばることには応援する。松阪も元々は地域ブランドで、地域の人が認めるからこそ、地域の人が人に薦める。人に贈る。口コミで広まっていく。
○モクモクは愛着ブランド。地元に土着するブランドだ。モクモクの7つのテーゼは社員は全て言える。消費者も知っている。包装など色々なところに書いてある。こういうことが大切。価値を認めてもらわないと、高く売ることはできない。
○魚津は山と海のコラボレーションができる。あるものをくっつけて、わかりやすく売る。365日いる地元の人たちにどう利用してもらうかの視点が大切だ。応援してもらえる事業、応援してもらえる地域づくりに取り組んでほしい。
2010年5月臨時会
今日は5月臨時会が開催されています。議案の主なものは魚津ICに高速バスが停車できるようにバスレーンと待合所、駐車場などを整備するといったもので、全会一致で可決されました。
また、議長の私約交代により、議長に自民党議員会より浦崎将隆氏、副議長に我が士心会より下司孝志が就任しました。
なお、浜田は委員会の改選で、議会運営委員会の副委員長、総務文教委員会、在来線等まちづくり特別委員会、議会だより編集委員会の副委員長をそれぞれ担当することになりました。一年一年を大切にしてがんばっていきます。今後ともよろしくお願いします。
2010年5月 ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン2010
東京・有楽町での音楽イベント「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に今年も参加してきました。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンは「一流の演奏を低料金で提供することによって、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」という考えに基づき、街中で絶え間なく音楽を流し続けるといった一風変わったクラシック音楽祭です。
ミュージックキオスク
のだめオーケストラ弦楽四重奏団とマングースちゃん
有料公演も聴き、ショパンカフェでワイン飲んだりしてましたが、外でビール飲みつつの音楽鑑賞もいいものですね。去年、魚津でもミラージュランドの夕日のページェントで野外のジャズ演奏がありましたが、こういったイベントが開催されるとなんだかワクワクしますよね。
公式サイト
http://www.lfj.jp/lfj_2010/
2010年 しんきろうマラソン
快晴の日曜日、魚津水族館からありそドームへと会場を移し、第30回のしんきろうマラソンが行われました。北は北海道、南は沖縄まで、過去最多の出場者を迎え、また30回連続出場の鉄人も多々。いやあ、天気がいいとテンションも上がります。
さて、私は去年に続いて5kmのエントリーでした。練習不足は間違いないのですが、やる気でカバーです!
コースが変わったので、折り返し地点が見えない……。
まだなが?
もうダメなが?
自問自答も富山弁です。歩かないことを大前提の目標にしていたのですが、これがツライ。しかめっ面で、ガマンガマンで走りました。街道の方々の声援に励まされてなんとか走りきりました。
というわけで、結果は25分54秒。去年より11秒タイムが縮みました。でも、順位はダウンで113位。うちの妹は昔々に入賞したので、冊子に名前が載ってるんですよねぇ。そこまでいかなくても、来年こそは100位くらいにはぜひ。
2010年3月 中学校卒業式
3月議会も終わりかけですが、今日は地元中学校の卒業式がありました。今年は校舎の建て替え中であったため、送辞では「校舎がなくなっても、誇りと伝統を受け継ぎます」、答辞では「一番気持ちが揺らいだのは校舎が改築となることでした」と、校舎への想いが現れていました。
卒業証書授与
改築中の校舎
在校生の「勝利の行進」、卒業生の「巣立ちの歌」、そして国歌・校歌と、歌を聴くとホロリとしてしまいます。
2010年2月 講演会お礼
12日の講演会では、たくさんの方に参加していただき、盛況に終わることができました。ぜひ、2回目3回目とつなげていきたいと思います。ありがとうございました。
講師の本田先生には、ユーモアも織り交ぜつつ、地方自治について語っていただきました。今までの地方自治では国依
存、他力本願で横並び主義でしたが、自治とは自己決定と自己責任が伴ってはじめて完全自治となります。これからの地方自治がそうなれるかどうかは住民の自
治意識にかかっているので、自分の家のことだと思って自治というものを考えてみましょう、という趣旨で最後に締めくくられました。なかなか一歩踏み出すの
は難しい話ではありましたが、有意義な講演にしていただいたなと思います。
本田先生
参加者は120人くらい
最後にあいさつ
次回のテーマのご提案があれば、どうぞよろしくお願いします。
2010年2月 士心会第一回講演会
ご無沙汰しております。
浜田です。
このたび、うちの会派で「社会を、暮らしを考える!」と題して講演会をやることになりました。今回はそのご案内です。
演 題:政権交代とこれからの地方
講 師:本田雅俊(政策研究大学院大学 准教授)
日 時:2月12日(金)18:00~19:30(予定)
場 所:サンタマリート
対象者:誰でもOK
その他:入場無料
会派・士心会では世の中の諸問題に関して市民の皆さんと「共に勉強し考える」ことが大切であると考えています。特
に政治に関しては、生活とは別の場で私たち市民とは違う次元の世界の話だと思われがちです。しかし、政治は生活の延長線上にあり、一緒に考える中で、より
良いアイディアが、ひいてはより良い社会を作っていくことができると思っています。ぜひ、講演を機会に政治や社会、また地域のことなどを考えていくヒント
にしていただければ幸いです。